ピンホールテストでの見え方の違いを
A, B, C, D に分け タイプ別に説明します
ピンホールテストは、人それぞれに見え方が異なります。一般的な Aタイプ〜Dタイプ について説明します。
テストのやり方の復習
顔の真正面に向かって両手を伸ばし、輪(ピンホール)をつくります。
1両眼で、輪の中に何が見えるかを確認します。
2左目で、輪の中に何が見えるかを確認します。
3右目で、輪の中に何が見えるかを確認します。
左右の目がほぼ真正面を向いているタイプ。
両目または片目が右または左方に向いているタイプ。
目線が上または下方向に向いているタイプ。
左右の目に傾きがあるタイプ。
左右の目の焦点が合わない、合いにくいタイプ。
<注>:ピンホールを通して見える視野と、実際の視線の方向は、
左右上下の方向が逆になります。 * 誤解しやすいのでご注意下さい。
Aタイプ 視線の方向が正面を向いている
顔の正面の景色や物を、輪(ピンホール)を通して見ると、
Aタイプは、
両眼で見たときは、輪の中に正面の景色または物が見えます。
右目で見ると、正面のやや左側、
左目で見ると、正面のやや右側、が見えます。
Aタイプは、
視野が正面を向き、左右の視野が顔の正面で重なり合います。
鼻の中心線が、真っすぐ前を向いています。
Aタイプの見え方
B タイプ 視線の方向が右方または左方に向いているタイプ
顔の正面の景色や物を、輪(ピンホール)を通して見ると、
B-1 タイプは、
両眼で見たときは、輪の中におおよそ正面の景色または物が見えます。
左目で見ると、ほぼ同じ物(正面)のものが見えます。
右目で見ると、正面より左方のものが見えます
B-1タイプは、視線、視野 が左を向いています。
B−1タイプには、下のA、B、C の3つのケースが考えられます。
A;顔が左方を向いているケース
B:両眼が左を向いているケース
C:右目が左方へ向いているケース
B-1タイプ の人の視野の方向
(=視野が右を向く)
B-1タイプ の人が輪(ピンホール)から見える位置方向
ピンホールを通して見ると上下左右が逆になります。そのため、
右向き視線の人が真正面のピンホールを通して景色や物を見ると、
左の方が見えます。
なお、利き目テストでは、B1タイプは「中央が見える左目が利き目」
と解釈されていますが、この解釈には疑問があります。
B -1 タイプ 視線の方向が 右方を向いている
顔の正面の景色や物を、輪(ピンホール)を通して見ると、
B-2タイプは、
両眼で見たときは、輪の中におおよそ正面の景色または物が見えます。
右目で見ると、ほぼ同じ物(正面)のものが見えます。
左目で見ると、正面より右方のものが見えます
B-2タイプは、視線、視野 が左を向いています。
B−2タイプには、下のA、B、C の3つのケースが考えられます。
A;顔が左方を向いているケース
B:両眼が左を向いているケース
C:右目が左方へ向いているケース
B-2タイプ の人の視野の方向
(=視野が左を向く)
B-2タイプ の人が輪(ピンホール)から見える位置方向
ピンホールを通して見ると上下左右が逆になります。そのため、
左向き視線の人が真正面のピンホールを通して景色や物を見ると、
右の方が見えます。
なお、利き目テストでは、B1タイプは「中央が見える右目が利き目」
と解釈されていますが、この解釈には疑問があります・・。
B -2 タイプ 視線の方向が 左方を向いている
B -2タイプ 視線の方向が 左方を向いている
C タイプ 視線の方向が上向きまたは下向きのタイプ
C -1タイプ 視線が 上方を向いている
C-1タイプ 視線が 上方を向いている
注:ピンホールを通して見ると上下左右が逆になるため、上向き視線の人が真正面にピンホールを合わせようとすると、下方に構えます。
顔の正面の景色や物を、輪(ピンホール)を通して見ると、
C-1タイプは、
両眼で見たときは、輪の中に正面より下のほうが見えます。
C-1タイプは、
目線が上向きです。
両手を目の高さよりも下に構えて、
輪を覗く傾向があります。
注:ピンホールを通して見ると上下左右が逆になるため、下向き視線の人が真正面にピンホールを合わせようとすると、上方に構えます。
顔の正面の景色や物を、輪(ピンホール)を通して見ると、
C-2タイプは、
両眼で見たときは、輪の中に正面より上のほうが見えます。
C-2タイプは、
目線が下向きです。
両手を目の高さよりも上に構えて、
輪を覗く傾向があります。
C -2タイプ 視線が 下方を向いている
D タイプ 視線(顔)の向きに右傾き、左傾きがあるタイプ
顔の正面の景色や物を、輪(ピンホール)を通して見ると、
D-1タイプは、
右目からは、やや左上が見えます。
左目からは、やや右下が見えます。
C-2タイプは、
左右の視野が水平に並びません。
しかしこの傾きは小さいので、自分で
自覚できないかもしれません。
D -1タイプ 目線が右傾きタイプ
顔の正面の景色や物を、輪(ピンホール)を通して見ると、
D-2タイプは、
右目からは、やや左下が見えます。
左目からは、やや右上が見えます。
D-2タイプは、
左右の視野が水平に並びません。
しかしこの傾きは小さいので、自分で
自覚しにくいかもしれません。