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”人体の動的遺伝” に気づく ホームページ
"マーメイド ダイナミクス ( 水中泳動 )
( 体内で秘かに働いている自動運動システム )
カンブリア紀に現れた目は、外界を見る能力と外界(=視界)に対して反射的に判断し
行動する能力、この二つの能力がセットになって働き、生存行動を有利にし、進化し、
生物の繁栄をもたらしたのではないかと、私は考えてみました。
視覚泳動の生態には、カンブリア紀の生物の「見る機能と視界への反射的行動がセット
になっているシステム」が働いているように思います。
魚の目;たのしい動画
泳いでいる魚の目は、ほとんど動きませんね。でも、メガネモチノウオ(ナポレオンフィシュ)の目は、キョロキョロと動くんです。
(アクアマリンふくしまにて 動画撮影)
脳の深層部に古代生物の機能が生きている
脳の表層部=大脳新皮質の研究は進んでいるが、脳の深層部=旧皮質、古皮質は謎が多く、未解明の分野である。
1カンブリア紀に
カメラ目(人の目と同じ)が現れた
Aさん :視覚泳動の生態の起源を探ると、目をもつ生物が現れた時代から始まったと思われます。
Qさん:たしか、カンブリア紀に目を持つ生物が現れたと記憶してますが・・。
Aさん:そのようですね。カンブリア紀以前にも、光を感じる細胞をもつ生物はいたようですが、私たちと同じカメラ目と呼ばれる目を持つ生物はカンブリア紀に初めて現れたそうです。
、視覚泳動のふる里はその時代に遡るでしょう。
Qさん:カンブリア紀と言えば、生物が飛躍的に進化した「カンブリア爆発」が有名ですね。
2 カンブリア紀の生物の大爆発。
目は飛躍的に進化した
Aさん:そうですね。生物はカンブリア紀に爆発的に増加し、その種類も多様化したそうです。なぜ生物が爆発的に増加したかの原因については、生物が住みやすい地球環境になったという説の他に、生物が目を持つようになったお陰だという説があります。生物は21億年前に光を感知するようになって、それが生物の目として飛躍的に進化したのが2億2千年前のカンブリア爆発の頃だそうです。
「光スイッチ説」を唱えるパーカー博士は、生物が目を獲得したことによって、捕食や生存行動が有利になり、生物の進化と繁栄が爆発的にもたらされたと言っています。
Qさん:NHKスペシャルの「生命大躍進」という番組を見たことがありますが、あの番組では、太古の生物が目を持つようになったことが契機となり、生物の大躍進の時代が始まったと言ってました。映像はDNA研究の成果をもとにCG化したそうですが、太古の生物がリアルで迫力のある映像でしたね。
3生物の視覚は[視界+視界への反射的行動]が一体となって進化した・・
Aさん:カンブリア紀に、生物の目の誕生とともに、生物が爆発的に進化し繁栄した理由について、私は次のように考えてみました。
外界の様子が見えれば、明らかに生物は捕食や生存行動がとりやすくなりますね。つまり、太古の生物は目によって外界を認識できるようになったため、外界に対して自分が生きるためにどう対応したらいいかを経験し学習しながら進化したと思われます。それに伴って、目を持つ生物は、外界を見る機能と外界(=視界)へのすばやい行動機能の二つを獲得しながら進化したと思われます。〜〜その効果で、生物がカンブリア紀に爆発的に進化繁栄することができたのだろうと・・。
Qさん:なるほど・・。生物の眼は、太古の時代から、「外界を見る機能と外界に対する行動機能とを共にして進化した」と、そう言いたいわけですね。
Aさん:はい、その通りです。カンブリア紀に現れた眼は、外界を見る能力と外界(=視界)に対して反射的に判断し行動する能力、この二つの能力を一対として獲得し、進化し、繁栄してきたと私は考えてみました。言い換えれば、眼の「視る能力と視界への反射的行動はセットになっているもので、切り離して考えるべきものではない」という考えです。
この考えは、視覚泳動の体験によって生まれたものです。例えば視界が変化すると、体の動きが自動的に反射的に変化しますが、その現象は視覚と視覚に付随する運動がセットになっているように感じます。
Qさん:な〜るほど。・・・つまり視覚泳動の現象によって、Aさんは「視覚は見る機能だけでなく、反射行動を起こす機能を兼ね備えている」と考えたわけですね。「視界泳動とは、視界認知に付随する反射的行動である」と、Aさんは結論づけたわけですね。
4私たちの目の中に古代生物は生きている
Aさん:そうですね。海の生物が視界に対して反射的に行っていた行動。それがパターン化されたものが、視界泳動という形で私たちの体に継承されているのではないでしょうか。
Qさん:NHKの生命大躍進のキャッチコピーは「あなたの中に古代生物は生きている」でしたが、視覚泳動はまさに「私たちの目の中に古代生物は生きている!」の証(あかし)でしょうかね。
Aさん:目の中に生きている古代生物は、脳で言えば、新しい脳(大脳新皮質)ではなくて古い脳あるいは脳の基幹部に記憶されていると思われます。
現在、大脳の研究は進んでいますが、脳の深層部は未だ謎に満ちているので、視覚泳動が研究の一助になればうれしいですね。
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